今知っておきたい材料の話
今知っておきたい材料の話

心電図モニター電極の今までとこれから

今までの心電図モニター電極は使いまわすことが多く、不都合なことが色々ありました。

リード線やコネクター部分が引っ張られ、モニターにノイズが発生したり、患者様の体動、多量の発汗により電極が容易にはがれてしまうことがあります。

それにより波形がうまく受信されず、正確なモニター監視が出来なくなります。

また、長期間の貼付により、電極をはがした後に身体に粘着テープがこびりつきなかなかとれなかったり、貼付後に皮膚に発赤やかぶれを生じることもあり、医療者とっても患者様にとってもマイナス面が多かったと思います。

しかし、現在では心電図モニター電極をディスポ化することや、粘着部分の素材の良いものを追求したことで、これらの不都合が改善されています。

即効性の接着で電極の脱落がなくなり、正確なモニター監視が可能となります。

また皮膚抵抗を最小限にとどめることで、患者様にも優しいものになっています。